広大な自然の中に18棟の養豚舎と、
フルボ酸培養液/培養土製造設備を持っています。
小田畜産は歴史と自然豊かな熊本県山鹿市菊鹿町に牧場を構えています。
総敷地面積5ヘクタールを誇る当牧場には18棟の養豚舎があり、
スタッフが自らの手で牧場作りを手掛けて、現在もその規模を拡大中です。
持続可能な循環型農業を指標として、農場内にフルボ酸培養液/培養土の製造設備を有しています。
排泄物処理を行い、脱臭などの環境対策、病原菌発生による疫病対策を行うだけでなく、
家畜や農産物の成長促進を促すフルボ酸培養液、土壌改良効果を期待できる培養土を製造しています。
- 総敷地面積:5ha
- 豚舎:18棟(ウインドレス舍:5棟、セミウインドレス舍:10棟、スノコ舍:2棟)
豚の育成過程と設備について
繁殖舎
繁殖舎では人工授精により母豚への種付けを行います。豚の妊娠期間は約114日で、母豚は予定日の約一週間まで滞在します。その間、元気な子豚を産んでもらえるようにエサの量を調整しながら母豚の体型を管理します。
・ワクチンなどの接種
・雄豚は、メスの前を歩かせ発情をチェックします。
・交配もその場でできます。
分娩舎
子豚は一度に15~16匹頭以上生まれます。母乳には子豚を病気から守ってくれる免疫成分が含まれているため、子豚が母乳を均等に飲めるように管理します。
産後すぐに身体を拭いてあげることで、初乳の飲む時間(生まれて24時間以内に飲まなければならない)が大幅に変化するので、介助してあげることですぐに免疫を高めることができます。
それと同時に、母乳がたくさん出るように母豚のエサの量を徐々に増やします。約21日間の授乳期間を経て元気に育った子豚は育成舎へと移動します
離乳舎
生後16~17日くらいで母豚と子豚を別々の豚舎に移動する『離乳(りにゅう)』というイベントがあります。この頃の子豚は7㎏前後に成長しています。
母豚は交配舎に戻り次の種付けに備えます。通常離乳後5~7日で発情が起こり次のお産の種付けができます。
子豚は離乳舎という豚舎に移動します。
離乳舎は母豚から離れた子豚を飼育する場所です。70日ほどを過ごします。この時期は、骨格や筋肉などが発達し体重が急激に増えます。そのため、エサは良質なタンパク質を含み、消化・吸収しやすいものを与えます。また、きれい好きで繊細な豚はわずかな環境の変化でも敏感に反応するため、温度、湿度の管理には細心の注意を払います。
※現在離乳舎では2600頭ほど子豚を育てています。
育成舎~肥育舎
離乳舎のあとを100日ほど過ごす場所です。お肉の味や風味に影響を与える時期でおいしいお肉になるように植物主体のエサを与えます。
特に注意を払うのが感染症などの病気。農場内はもちろん、畜舎内へ病原菌を持ちこまないようにスタッフはもちろん、外部からの飼料や肉豚の運搬車の消毒も実施。安全で安心して食べられるぶた肉をお届けするために、徹底した衛生管理を行います。
出荷デポ
誕生から半年で、約110kgまで成長して出荷となります。
豚によって成長速度や脂肪の乗り具合が違うため、体重を測定し、体の大きさや体型を考慮して出荷する豚を選別します。